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フッ素

フッ素

歯科衛生士の西野です。
医院前に設置しているブラックボードにフッ素について書いたのですが、こちらでも少し詳しくお話させて頂きます!

よく皆さんフッ素を塗ると歯が強くなる、虫歯にならないと言われていますが、具体的にフッ素にどのような物かご存知ですか?
フッ化物歯面塗布は、萌出(生えた)後の歯のエナメル質に直接フッ化物を作用させることによって、歯質を強化し、う蝕(虫歯)に対する抵抗性を与えることを目的としています。

う蝕(虫歯)にかかりやすいのは、歯が萌出してから2~3年の間と言われていますので、継続して何度も繰り返しフッ素を塗布することが大切です。したがって、乳前歯が萌出する1歳頃から、永久歯の第二大臼歯の萌出が終わる13歳頃までの間、大体3~4ヵ月に1回はフッ素塗布をしたいところです。フッ素塗布後30分はフッ素を歯質に行き渡らせるためにご飲食やうがいは基本的に控えて頂いております。
もちろん、1~3歳のお子さんは初めての歯科医院に恐怖から泣いてしまいチェアーに座れず、フッ素塗布が出来ない場合もありますが、まずは歯科医院という環境に慣れて頂きたいので、キッズルームに遊びに来るだけでも是非いらしてください!

どこに磨き残しがあり、どう磨けば綺麗に磨けるか、歯ブラシの持ち方や動かし方、当て方などの歯ブラシの練習や、お母さんの仕上げ磨きにおすすめの歯ブラシのご紹介などもフッ素塗布とご一緒にさせて頂いています!歯ブラシが苦手なお子さんに無理に歯ブラシでフッ素塗布をするのではなく、綿球といった綿を丸めた物でもフッ素塗布をすることが可能です。将来大人になっても自分の歯でしっかりと美味しくご飯を噛んで食べることが出来るよう、小さい頃からのケアがとても大切になってきます。分からないことやご不安に思っていることがもしございましたら、当院スタッフにお気軽にお話ください!!

フッ素

≪参考文献:歯科衛生士 2015年8月号≫

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