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入れ歯の保管

入れ歯の保管

皆さんこんにちは、
歯科助手の杉山です。

お口やからだの機能を維持するために
大切な役割を担っている入れ歯

皆さんはどのように保管されていますか?

入れ歯を乾燥させてしまうと…
変形やひび割れが起こることもあるんです!!

 

★起きているときはお口の中へ

朝起きてから夜寝るまで、お手入れの時以外、入れ歯は基本的にいつもお口に入れておきましょう(入れ歯を入れておくことが難しい場合は無理に入れなくてもかまいません)。

お食事や会話の際に必要なだけではなく、からだのバランスを保ち、転倒防止としても入れ歯は大切な役割を担っています。

人間は重い頭を、細い首、背骨、小さな足の裏で支えています。お口に合った入れ歯を入れると、あごの位置が安定します。
あごの位置が安定することで重い頭の位置が安定し、その結果からだのふらつきが減少します。

また、もし転倒しそうになってしまっても、グッと力を入れて噛み合わせることができれば、転ばないように耐えることができるのです。

入れ歯をしばらく外しておくときには、お水を入れた保管用の容器の中に入れておきます。

入れ歯は乾燥すると破損しやすくなるため、ティッシュにくるんだり、ポケットに入れておいたりすることは避けましょう。

 

★就寝時は保管容器の中へ

夜寝る前は、歯磨き、粘膜ケアなどの口腔ケアを行います。
入れ歯を使用している方は、入れ歯のお手入れの後、お口に戻さずに保管用の容器に入れましょう。
この時に保管用の容器に使うお水は、義歯洗浄剤を溶かしたものをおすすめします。
ちなみに義歯洗浄剤はあくまでも入れ歯についた細菌の繁殖を防ぐためのものです。
義歯洗浄剤を使用したからといって、ブラシで入れ歯を磨かなくてもいい、ということにはなりませんので注意しましょう。
また、入れ歯に義歯洗浄剤が付着したままお口に入れると、お口の中が炎症を起こしてしまう恐れがあります。よくブラシでこすり洗いをしてからお口に入れましょう。

 

★入れ歯を外して就寝する
就寝時は、お口のために入れ歯を外して保管しましょう。
入れ歯を外しておく理由は大きく3つあります。

☆あごや歯ぐきの骨や粘膜を休ませる。

☆就寝時のだ液の分泌量低下による細菌の増殖を少なくする。

☆小さな部分入れ歯の誤飲を防ぐ。

 

入れ歯は生活をサポートしてくれる大切なものですが、お口にとっては異物でもあります。

お口を休ませ、細菌の繁殖を防ぐための時間をつくりましょう。

 

(歯の状態により、入れ歯をつけたままでの就寝をすすめる場合もありますので、

歯科医師の指示に従ってご使用ください)

 

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