歯石について パート2
お久しぶりのブログです!歯科衛生士の西野ですこんにちは。
前回の“歯石について”に引き続き、更に詳しく歯石についてお話していきたいと思います!
歯石にも実は種類があることを皆さんはご存じですか??
“歯肉縁上歯石”と“歯肉縁下歯石”というものがあります。まずはその違いからお話していきたいと思います!
“歯肉縁上歯石”は歯茎の上に見えている歯石で灰白色、灰黄色をしています。そして“歯肉縁下歯石”と比べ、柔らかく量も多く形成もとても速いことが特徴として挙げられます。
“歯肉縁上歯石”が付着しやすい場所は、顎下線管と舌下線管が開口する下顎前歯舌側(下の前歯の内側)です。舌先で下の前歯の内側を触った際に「ザラザラする・・・」という経験はないでしょうか?それが“歯肉縁上歯石”です。
次に“歯肉縁下歯石”についてです。歯茎の下、歯周ポケット内に出来る、つまり目では見えていない歯石で色は黒褐色です。“歯肉縁上歯石”よりも歯面に強く結合していて除去しにくいことが特徴です。
歯石自体に毒性はないのですが、歯石の上に歯ブラシで落とせる歯垢が付きやすいので間接的に歯肉炎の原因となります。当院の歯のクリーニングは患者様にお痛みを感じて頂かないように最大限配慮は致しますが、当然、“歯肉縁下歯石”を除去する際歯茎の下に機械、もしくは器具を入れていくとお痛みは感じますよね。場合によっては、麻酔をしてお痛みをなくクリーニングを行っていくことがあります。なので、クリーニングをしている際にもしもお痛みは感じた際は遠慮なく言って下さい。
ではでは今回で西野の“歯石について”のブログは終了です!!